認知症の親が“どこにいるかわからない”という不安
「お母さん、今どこにいるの？」
在宅介護や遠距離介護をしていると、こうした不安が日常的に押し寄せてきます。特に認知症のある方は、徘徊や場所の記憶の混乱などが起こりやすく、家族の見守りに大きな負担がかかります。
そこで今回は、介護現場で20年以上働いてきた私が、自信を持っておすすめできる 「見守りカメラ」 と 「GPS端末」 を厳選してご紹介します。
見守りカメラとGPS端末の違いと選び方
見守りカメラとGPS端末、どちらが良いのか迷っている方もいます。
まずはカメラとGPS端末の違いについてご紹介します。
| 項目 | 見守りカメラ | GPS端末 |
| 主な用途 | 室内での行動確認 | 外出時の位置確認 |
| 使用場所 | 自宅の部屋・玄関など | バッグ・靴・ポケットなど |
| リアルタイム確認 | ◯（映像で確認） | ◯（地図で確認） |
| 双方向通話 | 一部可能 | 一部可能 |
| おすすめ対象 | 自宅で介護する家族 | 離れて暮らす家族や徘徊が心配な方 |
表にすると違いがわかりやすいですね！
・カメラは「通知機能」「画質」「設置しやすさ」がカギ
・GPSは「位置精度」「バッテリー持ち」「防水」が重要
【厳選】おすすめ見守りカメラ3選
見守りカメラの購入を検討していても、カメラの種類もたくさんあるので、迷ってしまいますよね。
迷っている方のためにも、おすすめの見守りカメラを３つご紹介します！
ぜひ参考にしてください。
【コスパ重視】SwitchBot 見守りカメラ 1080P
・特徴：広角レンズ、動体検知、暗視機能付き
・アプリ対応：スマホからリアルタイム確認
•双方向通話：可能
・おすすめポイント：5,000円前後で導入しやすい
【高機能】パナソニック HDペットカメラ KX-HDN215
・夜間撮影対応：暗い部屋でもハッキリ映る
・異常検知アラート：転倒や動きの異常を通知
・Wi-Fi安定性：◎
・おすすめポイント：介護用にも開発された安心設計
【高齢者対応】アイリスオーヤマベビーモニター IC-BB50
・設置簡単：工具不要
・大きめ音声通知
・おすすめポイント：カメラ初心者の家族にも優しい
ご紹介した商品とは別のメーカーになりますが、ベビーモニターをご紹介致します。
こちらもご参考にしてください。
【厳選】おすすめGPS端末2選
次におすすめするGPS端末を2つご紹介します。
カメラとGPS端末それぞれの機能を見て、どちらが活用できるか参考にしてください！
【小型＆高精度】まもサーチ3（MAMORIO）
・現在地がすぐわかる：スマホアプリ連携
• 長持ちバッテリー（最大1週間）
• 防水・防塵対応
• おすすめポイント：徘徊が心配な方の外出サポートに最適
【靴に入れるGPS】あんしんタグ（GPSウォーク）
・靴の中に入れるタイプ：持ち歩き忘れを防止
• アプリでエリア通知設定：外出・帰宅の通知が届く
• おすすめポイント：認知症初期の方にぴったり
気づかないうちに外に出てしまう認知症状のある方の対策としては、GPS機能がついていると即座に居場所を把握できるのは安心ですね。
よくある質問（Q&A）
Q. 使い方は難しくありませんか？
初期設定はアプリを使って簡単にできます。カメラもコンセントに差すだけの製品が多く、シニアのご家族でも対応可能です。
Q. プライバシーの問題は？
映像や位置情報は暗号化されているものがほとんどです。設置場所と用途を家族で事前に話し合っておくと安心です。
Q. 通信費やサブスクは？
一部GPS端末では月額数百円の通信費がかかります。価格比較してから購入をおすすめします。
まとめ｜家族の「安心」をテクノロジーで
介護は24時間365日、気が抜けない仕事です。
でも、テクノロジーを上手に使えば、家族が少し「安心」できる時間を持つことができます。
今回紹介した商品は、すべて実際の介護現場でも使われている信頼性のあるアイテムです。
大切な家族を守るために、まずは一歩、導入を検討してみてはいかがでしょうか？
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