親の介護にイライラしている家族は私だけ?って思っていませんか?
介護の仕事を20年以上していますが、この20年間多くの高齢者の方やご家族様との出会いがありましたが、私だけではありません。
どのご家族様も介護にストレスを抱えています。
今回は親の介護にイライラして介護に疲れてしまったご家族の方に、心が軽くなるヒントについてご紹介します。
ぜひ参考にしてください!
親の介護にイライラする!のはなぜ?
介護の仕事は高齢者の方だけではなく、ご家族様とも接することは多くあります。
ご自宅で両親や祖父母の介護をがんばっているご家族様の中にも、介護の負担が大きかったり、イライラしてしまいストレスが溜まっているケースもあります。
イライラする理由は?
イライラしてしまう理由はこちらです!
普段できていたことが、できなくなった親に対して、ご家族様ご自身が認めたくない反発
歳を重ねることによって、今までできていたのにできなくなってしまったことや、病気などによって、できなくなってしまったことを受け入れられないご家族様。
理由はご家庭の環境によって様々ではありますが、原因の一つではないでしょうか。
イライラが溜まってしまうと、怒りやすくなってしまうよね。
仕事での介護と身内の介護の違いは?
正直私自身も、介護の仕事で20年以上働いていますが、父は心臓の病気で自分が30代の頃に他界しているので、介護の負担は大きくなく病院で看取りをしました。
ただ今でも元気に生活している母親が介護が必要となった時、同じように認められない自分がいるのではないかと思っています。
まだ経験していないことなので未知ではありますが、仕事での介護と身内の介護とは接し方や感じ方は違うのではないのかなと思います。
身内の介護は、長年一緒に生活してきたからこそ、相手をよく知っている。
その相手ができなくなってきたことに対する、『ギャップ』を受け入れるのが難しいのかもしれません。
普段できていたことができない、忘れてしまう。逆に両親だからこそ、今まで教えてきてくれたきた立場なのにできなくなってしまう親の姿を見ることに対して、受け入れることができない感情が生まれるのではないでしょうか?
例えば、認知症の母親を介護しながら生活している息子様も、物忘れや意思疎通が難しい様子が見られていても「母は認知症ではない」と認めないご家族様もいらっしゃいます。
その気持ちが強くなればなるほど、普段のことができなくなっている親に対して怒鳴ってしまうこともあります。
両親が介護を必要になった時、ご家族の方の受け止め方も様々ですよね。
イライラしながらの介護のメリットは?
介護している家族の方がイライラしながら、親の介護をしていてメリットはありますか?
メリットはありません。お互いがストレスが溜まる一方で日常の生活に支障がでます。
高齢者の方も家族の方も気持ち良く毎日生活を送る方法があります。
その方法については次でご紹介します!
溜め込みすぎるのは良くないですよね!
介護に疲れた時、心が軽くなるヒントは?
両親の介護でストレスが溜まっているご家族様。
介護に疲れて、心が軽くなりたいと思っているご家族様。
1番のおすすめはこちらです!
介護保険サービスを活用すること!
介護保険サービスを利用しないで、介護をがんばっているご家族の方が多くいらっしゃいます。
もちろんご家族様で兄弟や親戚で交代して介護をされているご家庭もいらっしゃれば、老老介護や他に頼ることもできずに子どもだけで介護をされていたり環境は様々です。
ご家族様も介護から離れて休息する時間も必要です。リフレッシュする時間をとる方法のおすすめは『ショートステイ(短期入所生活介護)』です!
ショートステイについては、他の記事でもご紹介していますのでこちらも見ていただけたら嬉しいです。
介護保険サービスを利用するには、まず介護認定を受けなければいけません。
地域によりますが、介護の認定調査の結果が出るまで1ヶ月前後は掛かるので、事前に動くことがをおすすめです。
どうしたら認定調査を受けることができるのか?わからない方は近くの役所に行って相談しましょう!
介護保険サービスだけではなくて、介護の悩みについても相談にのってもらえますよ!
また介護認定がでていなくて介護保険サービスが利用できない、でも家のことをサポートしてほしいと思っている高齢者の方やご家族様もいらっしゃるのではないでしょうか?
介護保険サービス外でも、実費で代行してくれるサービスもあるので、急なサポートが必要な時は利用していただくのも一つです。
介護保険サービスを利用されたご家族様の反応は?
介護保険サービスでショートステイを利用されたご家族様は、どう思っているのでしょうか?
サービスを利用しないとわかりませんが、利用された方の意見も気になりますよね。
ショートステイでの仕事をしている中から、実際にご家族様から多く頂いた言葉をご紹介します。
・休息できる時間ができて助かりました!
・介護から離れて、自分の時間を過ごすことができた!
・自分が入院することになって心配だったけど、安心しました!
・もっと早く利用すればよかった!
・介護の負担を減らすことができて助かりました!
・ゆっくり寝ることができました!
今まで介護保険サービスを使わず、介護をがんばっているご家族様にとって1番は休む時間がとれたことが大きいです。
高齢者の方の病状によって様々ではありますが、夜しっかり睡眠がとれないまま介護されているご家族様もいらっしゃいます。
中には介護をしながらも、仕事をされているご家族様は24時間毎日動いているため、疲れ切ってしまっていることも。。
ただ介護をしているご家族様が倒れてしまうことが、1番大変です。
高齢者の方が健康で安心して過ごしていくためには、ご家族様も健康に過ごすことが大切。
介護に疲れたと思う前から、早めに介護認定を受けていつでも介護保険サービスが利用できるように準備しておくことがおすすめです!
まだ大丈夫!と思っている内から行動した方がいいね。
まとめ
今回は、親の介護にイライラする!介護に疲れた時、心が軽くなるヒントについてご紹介させていただきました!
家で介護をしていくには、デイサービスやショートステイなどで離れた時間を作ることも大切です。
決して介護保険サービスを使うことが介護を放棄しているわけではありません。
高齢者の方も介護をされているご家族様も、一定の時間離れて過ごすことも在宅介護を継続できるのではないかと思います。
まずは介護でストレスを感じることがありましたら、近くの役所へ相談に行くことがおすすめです。
またケアマネジャーの方が担当しているのではあれば、ケアマネジャーへ相談してみてはいかがでしょうか?
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