高齢者が食事を食べない原因とは?食べることの楽しみを見つける方法

高齢者が食事を食べない原因とは?食べることの楽しみを見つける方法 介護
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食べることは生活する中で、楽しみの一つですよね。

美味しい物を食べたとき、幸せって思ったりお腹がいっぱいになることは、身体が元気になることだけではなく心も元気になります。

生きていく中で、身体も心も元気になる食事ですが、年を重ねると共に食欲が低下してしまう傾向があります。

今回は、高齢者が食事を食べない原因や食べることの楽しみについてご紹介致します。

この記事でわかること!
  • 高齢者が食事を食べない原因は?
  • 高齢者が食べることの楽しみをもってもらうには?

ぜひ参考にしてください!

高齢者が食事を食べない原因は?

在宅での介護をする中でも、悩みの一つとして食事を食べてくれないことです。

自分のお父さんお母さんや、おじいちゃんおばあちゃん、ご夫婦での生活や独居での生活など在宅介護の環境は様々であります。

食事を用意しても食べたくない、一口食べてご馳走様など、食べる意欲がない高齢者の方で困っているご家族様やケアマネジャーもいるのではないでしょうか?

高齢者の方は食事を食べないのは、何が原因なのでしょうか?

・運動量が低下して、お腹が空いたと感じにくくなる。

・体調不良で食べたくない。

・気持ちが低下して食べたくない。

・嚥下状態が低下して食べたくない。

・味覚などが低下して食べたくない。

などと、様々な原因が想定されます。

高齢者の方によって理由は違いますが、まずは食事を摂ってほしいことが1番ですよね。

食事を摂らないと身体も心も低下していきます。次第に食事だけではなく、行動する意欲も低下して寝たきりになり何もしたくないと伏せ気味になるケースもあります。

高齢者が食べることの楽しみを見つけるには?

どうしたら食べることの楽しみを見つけることができるのでしょうか?

必ずとは言い切れませんが、生活の環境を変えてみることが食べることの楽しみを見つける一つだと思います。

生活の環境を変えること?って思う方もいらっしゃいますよね。

生活の環境を変えることの一つとしては、デイサービスやショートステイなどの介護保険サービスを利用することです。

なぜデイサービスやショートステイの介護保険サービスを利用することがいいのでしょうか?

・集団生活することにより、他のご利用者と一緒に食事を摂ることによって意欲が湧く。

・デイサービスやショートステイで身体を動かすことにより、お腹が空いたと感じる。

・他のご利用者様と交流を持ちながら食事を摂ることによって、楽しみを感じる。

実際に、家では食事を摂らないけどデイサービスやショートステイ先では食事を摂っていただく方も見えます。

大勢で食事を摂ることで楽しみを感じたり、他の高齢者の方を談話しながら食事を楽しめたり、周りの方が食べているから自分も食べないとなど、食事を摂ることに対して刺激になることがあります。

ただ、全ての高齢者が同じように食事を摂れるようになるとは限りません。

中には、集団で食事を摂る環境があっても食べたくないと思う高齢者の方もみえます。

高齢者に必要な食事量とは?

高齢者にとって、どのくらいの食事量が日々必要なのでしょうか?

高齢者が1日に必要なカロリー摂取量のおおよその目安についてご紹介します。

65〜74歳の通常動作(座っていることも多いが軽い運動もする)
 男性           2,400kcal
 女性          1,850kcal

男性であれば、1食あたり800kcalが必要だと考えられますね。

ご飯お茶碗一杯で、大体156kcalになります。

おかずなどのkcalについては、カロリー表を参考にしてください!

ただ単にカロリーが高いものを食べて、カロリー摂取をするだけでは栄養が偏ります。

肉や魚、野菜をバランス良く摂ることが大切ということはわかっていますが、日々偏った食事を摂っている方も少なくないのではないでしょうか?

ショートステイで食事を摂ることになったご利用者様の例

独居生活をしている女性Aさんの例についてご紹介します。

Aさんは、夫婦で生活をしていましたが数年前に夫が他界してから独居生活をしていました。

生活の動作は、自宅内は伝え歩き、外ではシルバーカーを使用。ご自身では問題なく生活されていますが、外に出る機会が少なくなったことから、他者との交流が少なくなり自宅での生活が多くなりました。

家での生活が多くなったことから、気持ちが塞ぎ込み、次第に食べる気持ちも低下してしまいました。

家では宅配のお弁当も半分食べるほどの摂取量だったため、環境を変えてショートステイをご利用。

他者との交流によって食事を楽しんで摂取していただくことと、適度な運動と清潔保持の入浴などを目的としてご利用されましたが、環境を変えたことによってショートステイでは食事をほぼ全量摂取していただけました。

Aさんからは、「みんなでご飯を食べるのは美味しい」と言っていただき、他の方と交流することによって食事を楽しんでいただけたケースもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

高齢者が食事を食べない原因とは?食べることの楽しみを見つける方法についてご紹介致しました!

食事は生きるために必要な源ですが、年を重ねていくごとに食欲が低下していきます。

特に独居で生活している高齢者の方や老老夫婦で生活している方は、料理が大変などの理由で簡単にすませてしまったり偏った食生活になってしまう傾向があります。

調理が難しいのではあれば、レトルト食品や宅配弁当などの方法があります。

しかし、食べる気力がなくなってしまった場合は環境を変えてみることも一つではないでしょうか?

介護保険サービスでは、デイサービスやショートステイなど食事を用意してくれたり、他の方と一緒に食事が摂れる環境があります。ぜひ活用してみることもおすすめです。

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