ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するきっかけは?

ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するきっかけは? 介護
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ショートステイ(短期入所生活介護)の介護保険のサービスを知っているご家族様もいらっしゃると思います。

ショートステイ(短期入所生活介護)についてよくわからない方については他の記事も見てください!

デイサービスは日帰りで利用できる介護保険サービスですが、ショートステイ(短期入所生活介護)はお泊まりするサービスです!

今回は、ショートステイ(短期入所生活介護)をどのタイミングではじめたらいいのか?ご紹介します。

この記事でわかること!
  • ショートステイ(短期入所生活介護)をどのタイミングではじめたらいいのか?
  • ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するにあたっておススメのタイミングは?

ぜひ参考にしてください!

ショートステイ(短期入所生活介護)をどのタイミングで利用したらいいのか?

ショートステイ(短期入所生活介護)がどんなサービスか?理解しているご家族様もいらっしゃいます。

しかし、ショートステイ(短期入所生活介護)のサービスをどのタイミングで利用すればいいのか?

悩んでいるご家族様もいらっしゃるのではないでしょうか?

ショートステイで長年働いてきた立場から、ショートステイ(短期入所生活介護)をご利用者様もご家族様も良いタイミングでご利用するきっかけについてご紹介します!

最適なタイミングでショートステイをご利用するなら、

ショートステイのサービスが必要なくても、慣れてもらうためにまずは1泊からサービスを利用することがおすすめです!

ショートステイ(短期入所生活介護)は、1泊2日からご利用できる介護保険サービスですが、ご家族様が冠婚葬祭で外出や外泊、仕事で家を空けるなど理由は様々です。

急な理由でサービスを開始することが多いのがショートステイになります。

ただショートステイのサービスを利用するきっかけは、上記の理由などからご家族様の意向が大きいため、ご利用者様は突然の利用でびっくりされる方もいらっしゃいます。

「聞いていない」「知らない」「何で行かないといけないのか?」と拒否するご利用者様も。

もちろんご利用者様にとっては、はじめて行く場所なので不安になりますよね。

ご家族様としては予定があるため、なんとしても利用してほしいご家族様の思いと、絶対に行きたくないご利用者様の思いがぶつかりトラブルになるケースもあります。

事前にサービスを利用していて、行き慣れた場所であるならご利用者様も安心して行くことができるので、急なご家族様の事情でもスムーズに進むので安心です。

事前にショートステイ(短期入所生活介護)を事前に利用するメリットは?

急な理由で、サービスを利用するショートステイ(短期入所生活介護)ですが、トラブルなくスムーズに利用したいですよね。

ショートステイ(短期入所生活介護)を慣らしとして事前に利用するメリットはどうなのでしょうか?

ご家族様、ご利用者様にとってのメリット面について下記にご紹介します!

・ご利用者様が拒否なく利用していただける!

・ご家族様も安心して施設にお願いすることができる!

・急な利用で、施設との契約や事前調査、担当者会議などの面談で慌てることがない!

・持ち物などの準備に必要な物をご家族様が把握できている!

・ショートステイの費用がどのくらい掛かるのか把握することができる!

など、行き慣れた施設ならご家族様もご利用者様も安心ですよね。

1番はご利用者様が安心してお泊りできる環境や道筋を作れていることが大切です!

ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するにあたって失敗した例は?

長年、ショートステイの施設で働いていて利用したくても利用することができなかったケースについてご紹介します。

ご家族様が体調不良で急遽ショートステイのご利用になったケース

ご夫婦で生活していたお家のお話になります。

夫は要介護で、ご自身で生活はできている面もありましたが、認知症のためお手洗いの失敗や夜間眠れないことがありました。

夫の介護をしていたのが、同居している妻。

夜間眠れない夫の対応やお手洗い介助など、日々の介護に疲れてしまい体調を崩してしまいました。

ケアマネジャーに相談し、介護サービスを利用していなかったのですが急遽ショートステイをご利用。

夫は無事に施設に入所したものの、知らない環境に知らない人たちに対して不安になり、1時間も経たないうちに家に帰りたいと訴えはじめました。

スタッフが事情を説明するものの、「知らない」「聞いていない」「妻が家で待っているから帰らないといけない!」と納得されません。

夫はフロアー内を歩き回っては、他のご利用者様に「出口はどこか?」と尋ねたり、施設の窓や扉を叩くなど行動がエスカレートしていきました。

最終的には、対応するスタッフに対して持っていた杖を振り回すことから、ご家族様に事情を説明しご自宅へ送迎させていただきました。

同居している娘様が入院するため、急遽ショートステイをご利用になったケース

娘様夫婦と同居されていた娘様の母親。

母親は杖も必要なく、ご自身で歩かれ食事もお手洗いも介助のない方でしたが、認知症状があることから、食事の準備など身の回りの介護を娘様が日々サポートしていました。

主介護者である娘様が急遽入院されることになり、娘の夫は仕事で家を空けることがほとんどであることから、在宅での介護は難しく母親のショートステイご利用が決まりました。

娘の夫が送迎し、施設に到着しましたが母親は車を降りることを拒否。

施設のスタッフが母親に説明しお話するものの、母親は「娘がいなくても、自分で生活することができる」「家に帰りたい」と車から降りることを断固として受け入れずそのままご自宅へ戻られました。

その他のケース

ショートステイは介護されているご家族様の介護負担の軽減や、体調不良、入院、冠婚葬祭、お仕事などの様々な理由から、サービスをご利用されています。

上記の例は一部のケースになりますが、緊急でのご利用だけではなく事前に契約やアセスメントでご本人様とお会いしていることもあります。

事前の契約やアセスメントでの際は、ショートステイのご利用に納得されていても、いざ入所された後にお家に帰りたい気持ちが強くなる方もいらっしゃいます。

このようなケースは、家での生活が中心で介護保険サービスをご利用されていない方が多くみられると感じます。

事前に納得はされていても、いざ入所されると『ここに来る必要はない』『ご自身で生活できる』『他人にみてもらう必要はない』と言う思いが強い方ほど、ショートステイのサービスが決まってもスケジュール通りにご利用できていません。

介護されているご家族様の中でも、今後ショートステイのサービスをご利用になるタイミングはあると思います。

ただ必要時に急遽利用するのではなく、前もってショートステイでの生活に慣れていただくようサービスを利用していくことが大切ではないでしょうか?

実際に先日、ご家族様がショートステイの見学に見えました。

今は利用する必要はないが、今後のことを考えて1泊2日からでも検討しているとお話されていましたが、前もってサービスをご利用していただくことは必要だと感じました。

まとめ

今回は、ショートステイ(短期入所生活介護)を利用するきっかけについてご紹介しました。

介護保険サービスは、在宅で介護していく中でも負担軽減や急遽介護ができなくなった際に必要なサービスになります。

ただ、必要時に利用できればご家族様は安心かもしれませんが、ご利用者様にとっては不安や心配など負担が大きいのではないでしょうか?

ご家族様もご利用者様も安心して過ごしていただくためには、前もってサービスを利用し慣れていくことが大切だと思います。

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